パチスロは5.9号機時代へ

シリーズ名
業界最前線パチンコ・パチスロ新機種発表会 (不定期更新)
話数
第72回
著者
宇惨臭蔵
パチスロは5.9号機時代へ

のめり込み問題を受けた一昨年の保通協での型式試験方法の変更に端を発する、一連のパチスロ自主規制。その後、高ベース化や指示機能(ARTやATでのナビ)のメイン基板への移行(5.5号機)が行なわれ、さらにこの7月一杯で実質的に高純増AT機が規制される。

そして遂に、自主規制の総仕上げとなる「5.9号機」の概要が、パチスロメーカー団体の日電協から発表された。その内容は以下の通り。


・基板上に「役比モニタ」を搭載し、有利区間(指示機能が作動する区間)や役物(出玉におけるボーナスと通常時小役の比率)比率を任意に確認できるようにする

これは主に不正改造対策と言われているが、簡単に言えば、遊技中の出玉状況をモニタリングかつその状況を表示することで、機械の性能が不正なものでないかをリアルタイムで監視できるようにするというもの。


・優先制御について、ボーナスより小役の引き込みを優先する機種においては、小役確率以上のハズレ確率を設けてボーナスの引き込みを阻害しないようにする

表現が難しくなっているが、いわゆる『リノタイプ』が規制されることになる。


・第二種特別役物、いわゆるCTボーナスについて、どんな押し順でも引き込み率=1とならないようにする

そもそも第二種特別役物は目押しが必要という本来の主旨へ是正するものになるが、これにより、例えばこれまで押し順によって最大獲得枚数が獲得できたギャップCTにおいて目押しが必須となることになる。


・指示機能が発動する有利区間(≒ART)は最大1500ゲーム

最も大きな改正ポイントがこれだろう。簡単に言えば、ナビが発生する状態が1500Gを超えて継続することがないということになる。大前提として設定差のある抽選を用いてはならないということ、そして傾斜値(≒純増枚数)が2枚以下になるように規制されていることから、これにより一撃での最大獲得が3000枚程度に抑制されることになりそうだ。

これらを満たした「5.9号機」は来年の10月から新台設置される全てのパチスロに適用される。
(宇惨臭蔵)