四葉のクローバーを拾ったら・・・北斗無双で◯◯連チャン!

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第21回
著者
運留
先日双子を連れて散歩していたら、片っぽの理系の方の息子が、見て見てこれ見て〜、と何かを拾ってきた。

またカエルの死骸でももってきたのではないかと気味悪がって見てみたら、なんのこっちゃない。草である。ハハ、草を引っこ抜いてきたくらいで喜ぶとはまだまだうちの子供も可愛いもんじゃと受け取った草をよく見ると、草は草でもただの草ではなく四葉のクローバーだった。

幸運を呼ぶ四葉のクローバーなんて言葉はよく聞くが、生まれてこのかた実際に見たことは1回もなかった。今日はイイ事が起きるかもね、なんてポカポカとした休日の朝を過ごしておったのである。


家に戻ってくつろいでおると、今度は文系の方の息子が、見て見てこれ見て〜、と何やら紙切れをもってくる。

また大きな鼻くそが取れたとか言うのではないかと、紙をソッと受け取ると『あたり』と書いてある。ナント、黒い猫の描かれた10円ガムでもう一個ガムをもらえる当たりを引いたわけだ。

これはスゴい。早速四葉のクローバー効果が出た! 文系はあたりを引いたことでノリノリになって、おもちゃのギターを首から下げて波乗りジョニーを唄い出している。おだやかな休日のお昼前の事である。


たまの休日。家族そろってお出かけするかと、マイカーに乗り込み昼飯がてら訪れたのは郊外のショッピングセンター。

何たらリゾットだとか、うんたらフォカッチャだとか、手ごねハンバーグだとかを食し、しめて2100円。表に出ると福引大会が催されていた。使ったお金1000円につき1回ガラガラを回せるとのことなので、双子に1回ずつ回させる。

文系がまず回すと白い玉、4等賞〜! といえば聞こえはイイが、景品はポケットティッシュ。文系は残念そうだ。

次に理系が回すと青い玉が出てきた。パチンコでいえば白よりはイイが所詮は青。大したことはナイだろうと思いきや、出ました特別賞〜! の掛け声。で、手渡されたのが有名映画のDVD15本セットと映画のペアチケットだった。

イイねイイね、ここでも四葉のクローバー効果が出たわけだ。DVDが15本入った紙袋を抱えて、家路についた休日の夕暮れであった。


翌日は月曜日。休日の家族サービスが終われば今度は自分サービス。もちろんパチンコ屋さんに入り、北斗無双である。が、貯玉の2500発を打ちこんだところで、全く見せ場のナイ展開である。

あ〜あ、大ヤケドせんうちにヤメとこかしらん? と諦めかけたが、いや待て、四葉のクローバーだ。あれほどの幸運をもたらしたあの草の効果、自分にもあるハズ! と思い直して追加投資。

9000円打ちこんだところで、ズキュンと出たのは金保留。


さらに、キャラ選択時の文字がキリン柄。


あとX秒だ予告の最後もキリン柄の『激熱』。で、見事ST大当たり。

よっしゃ、四葉のクローバー、今日はお父さんがラッキーをもらっちゃうぜ!


つって12連チャン達成。

でも、四葉のクローバー効果はこれだけでは終わらなかった。

ST抜け後の残りヘソ保留でナント大当たり。これまたSTで5連チャン上乗せ。


都合17連チャン達成で16000発ゲット。


どんな開運グッズよりも効く四葉のクローバー効果、恐るべし。と思ったが後日談があるから恐ろしい。

文系が引いた『あたり』はその後ポケットに入れたまま洗濯に出したせいでクシャクシャに破れ、見る影もなくなっていた。さらに理系が引いたDVDセットは家に帰って見て見ると『燃えさらせ! ドラゴン野郎』だとか『ちょんまげ横丁』だとか古くて聞いたこともないタイトルばかり。

ふたり揃って泣きわめく始末で、お父さんひとりがおもちゃのギターで波乗りジョニーを弾き鳴らし狂う、休日明けの晩の1コマでした。