先輩からのアドバイス『損をしてしまう』その理由とは?

シリーズ名
あさってにむかって打て! (毎週水曜日更新)
話数
第9回
著者
担当編集・しゃっく(以下、し) 「今週は、フレッシュな読者様からご質問を頂きましたので、ご紹介させて頂きます」


嵐さん、しゃっくさん、こんにちは! 僕はこの春からパチスロを始めたばかりの新米スロッターです。先日、アルバイト先の先輩と一緒に打ちに行ったときに、「できるだけ持ち玉でプレイしたほうがいいよ」と言われたのですが、正直、意味が分かりませんでした。

せっかく大当たりしたのになくなってしまったら嫌なので、僕はなくなる前にコインを交換するようにしているのですが、それではダメということなのでしょうか?

先輩とはまだ出会ったばかりなので、納得してない感じが伝わったら嫌だなと思い、その場では聞けなかったんですよね…。よかったら教えてください!
(PN:1年生スロッター)



「ということなんですが…どうです、凄くフレッシュでしょ?」

「うん。初々しくてキュンとしちゃうね(笑)。ちなみにアタシも、パチンコを始めたばかりの頃に同じようなことを常連客のお兄さんから教えてもらって、なるほど…と感じ入ったことがあります。最初は交換の仕組みとかが全く分からないですからね」

「等価交換ならいつ持ち玉を交換しても損はないですが、東京では5.6枚交換が主流になってきてますからね。知らないと損をしちゃいます」

「では、その『損をしてしまう』理由について、できるだけ分かりやすく解説してみましょう!」

「よろしくお願いします」

「まず、パチスロはお店からコインの貸し出しを受けてプレイする形になります」

「台の横にあるコインサンドにお金を入れると、コインが出てくるアレですね」

「その貸し出し枚数は、地域や交換率と呼ばれる物によっても変化してくるんですが、ここでは最も一般的な『50枚貸し出し』の形で話を進めさせて頂きます」

「そうですね。ソレが最も分かりやすいですね」

「我々打ち手は、借りたコインでパチスロを遊技して、そこでコインを増やすことができれば、それに見合った景品に交換できる…という形になっています。そのコインを景品に交換する時に、等倍返しなら『等価交換』となるワケですが、いまはそこに多少の差が発生するのが主流となりつつあると。例えば…


●等価交換であれば…

1000円あたり50枚の貸し出

50枚で1000円分の景品と交換が可能

=等価交換(5枚で100円となるので、5枚交換という場合も)


●等価交換じゃない場合は…

1000円あたり50枚の貸し出し

56枚で1000円分の景品と交換が可能

=5.6枚交換(5.6枚で100円の計算)


…という感じ。この交換率というものは地域やお店によって異なるんですが、東京都内だと以前までは等価交換が主流でしたが、いまでは5.6枚交換のお店が主流となっています」

「1年生スロッターさんが先輩からご指摘を受けたということは、おそらく2人が行かれたお店は、等価交換ではない…ということなんでしょうね」

「そうだと思います。では、等価交換じゃないと、どうして途中交換すると損が大きくなってしまうかというと…


●もし5.6枚交換だったら…

50枚を借りるために掛かった費用の1000円を、獲得したコインを景品に換えて取り戻すためには56枚が必要(=6枚分のギャップが発生)

コインサンドから1000円分のコインを借りるたびに、そのギャップ分の6枚ずつ損していくことになる


…からなんです。だから、持ちコインがあるうちは、お金を使わずに持っているコインを消費してプレイしたほうが、損する金額が少なくなるというわけです」

「ですね」

「出玉がノマれると凄く損した気分になるかもしれませんが、例え出玉を交換してキープしたとしても、その出玉分と同じ枚数分のコインを現金投資で借りてしまうと、実はそれ以上に損をする…というのが、先輩が指摘した意味だったんですね」

「この仕組みを理解していないと、長い目でみるとかなりの金額を損することになります。1000円を投資するたびに、毎回100円超の手数料を取られているようなものですから」

「だから、出玉を持って台移動(=持ち玉移動)できるお店なら積極的に持ち玉移動をしたり、会員カードに出玉を貯蓄して再プレイできるお店なら積極的にその機能を活用したりなど、なるべくその手数料的なものを取られないようにして遊ぶ工夫が、パチンコ・パチスロにおいては凄く大事なことになる…ということを、覚えておいてください!」

「こういう小さなコトを、しっかりコツコツと積み上げていく。それが長くパチンコ・パチスロとより良い関係を築くための秘訣ですよね」