うどん屋で連チャンしたったwww

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第15回
著者
運留
パチンコ店の接客マナーというのはしばしば語られる問題ですな。朝から全く当たらず散々負けに負けて帰る際、笑顔でもって「ありがとうございましたー」なんて言われた日にゃ、時代が時代なら切り捨てゴメンと刀を抜いたのではないかとも思う。

ただ、この『ありがとう問題』。店員さんによっては、「残念でしたね」なんて表情を苦笑いと共に浮かべて送り出してくれたりする人もいる。こういう人は本当に気の利く人だと感心して、それと同時に「ま、今日はヤラれたけど、またこのお店に来るか」なんて気分になる。店にとってもお客にとっても、お互いに非常にメリットのある神対応ですな。


続いて箱交換問題。「玉を抜いてください」なんて延々と台に言われ続けてるのに、いつまでたっても箱交換に来てくれないお店は論外。

ここは素早く対応してくれるのに越したことはない。ズザーッと駆けつけてくれて、「お待たせしましたー」なんつって手際よく箱を変えてくれる店員さんの汗は甲子園球児の汗に匹敵する美しさだ。


ま、店員さんも雇われの身。それぞれのお店のマニュアルにしたがって動いているであろうから、あーだこーだ言うのも可哀そうかななんて思ったりもする。


話は変わり、先日の昼飯で行った、編集部近くのうどん屋での出来事。

ここは来店するたびに1枚チケットをもらえ、これが3枚貯まるとトッピングが1品無料になるシステムを採用している。

しかしこのチケット、有効期限が同月末までなので3月中にもらったものは3月中に使わなければならない。2月に2枚ゲットしたまま有効期限が切れた時は悔しい思いをしたので、3月は早々に3枚ゲットしておいた。

そして気づけば3月も末。早くうどんを食いに行ってトッピングを一品いただこうと思ったわけだ。


選べるトッピングは温泉たまご、大根おろし、明太子などなど。ワタシはいつも注文する釜玉うどんのトッピングを明太子にしようと心に決め、「明太釜玉うどん!」と注文。

出された明太釜玉うどんをトレーに載せ、レジまで持っていき、意気揚々とチケット3枚を見せつけ、「明太子の分はコレで」とダンディーに決めてみた。すると店員さん、「コレは使えません」と言うではないですか!? なんで?


聞けば「こちらのチケットはトッピングにのみ使うことが出来るんです」と言う。全く持って理解しがたいが、ワタシが注文した『明太釜玉うどん』はそもそもその名前でメニューに記載されているのでトッピング扱いにならないと言うのである。

整理すると、このチケットで無料のトッピングをもらうには、注文の段で「釜玉うどんに明太子をトッピングで!」と言わねばならんということなのだ。

いやいや、『明太釜玉うどん』と『釜玉うどん明太子トッピング』は全く同じ食べ物でっせ!? なんでそんな素っ頓狂な注文せなあかんの? と納得いかんかったが、ワタシの後ろには続々と他のお客さんが列を作っていた。ここで明太だ〜、釜玉だ〜、明太釜玉だ〜、とやっていたのでは何とも大人気ない。

ここは一旦抜きかけた刀を鞘に納め、席へとトレーを持っていき、『釜玉うどん明太子トッピング』ならぬ『明太釜玉うどん』をずずっとすすり、そそくさと店を出ようとしたところ…


先ほどの店員さんがそっとかけよってきた。

「これ、良かったら使ってください」

ナント4月用のチケットを3枚持ってきてくれたのである。

何たる神対応。コレにてもう二度と来るかと思いかけていたワタシの心はすっかり晴れて、次こそは『釜玉うどんに明太子をトッピングで』と、ちゃんと注文しようと悔い改めたわけである。


パチンコ屋の店員もうどん屋の店員も、マニュアルを超えて人情を感じられる応対ができる人って素敵。きっと普段から人間味あふれてるんだろうな〜。ワタシも見習いたいもんです。