パチライターはホール経営の夢を見るか?

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第3回
著者
悪☆味
稼働中心の生活になって変わったこと。まぁいろいろとあるんだけど、そのひとつとしてパチスロの夢を見るようになった。

以前も見ることはあったんだろうけど、その頻度が明らかに違うんですよ。


昨晩もね、ホールに向かってるんだけど、なんやかんやアクシデントが起きて間に合わない、という夢を見た。

ホールまでの道を間違えて迷う。

車で向かってるんだけど渋滞。

渋滞が終わっても一車線の道で、前のタクシーが異常にノロノロ運転。

駐車場に車を停めたけど抽選場所がわからない。

人が多すぎて抽選場所まで進めない。

抽選で良番を引いたのに一度車に戻ったら、ホールの入り口まで迷って再整列に間に合わない。

とにかく迷って焦ってばかりの嫌な夢だったなぁ。

それにしても、こんな夢ばかりを見てしまうほど、パチスロに支配されているってことがちょっと嫌だったり…。


さて、その夢とは違って現実の夢のお話。

俺は子供の頃から具体的な夢ってのを思い描いたことがなくて、それは今も変わらない。

少し前まではこのままパチスロを打って、文章を書いて、それでずっと生活していくことが夢だったのかもしれない。

ただ、最近はそれもなくなったというのが正直なところ。

現時点ではこの生活にそれなりの充実感があるけど、いずれどこかのタイミングでこの仕事も離れるんだろうと、なんとなくだけど感じている。

まぁね、フリーランスで仕事していたらそれが普通なんだろうけど、以前はそんなこと思わなかったのになぁ。

で、それで新たな将来像というか夢はできたのかと言われたら、やはり何もないというのが現実でして。

結局のところ風来坊な気質ですから、まぁあーでもない、こーでもないとフラフラしつつ、最終的にゴハンを食べていければ、それで満足なんでしょうけどね。


でね、自分はそんな感じなんだけど、うちの業界の人って『いずれはホールを経営してみたい』っていう夢を持っている人が多いんですよ。

必勝本というか、雑誌関係の人間はそんなことないんだけど、いわゆる業者系っていうんですかね、ホールやメーカーと取り引きをしているような業界人からはそんな夢を聞くことが少なくない。

そういった業界人に具体的な話を聞いてみてちょっと驚いたんだけど、都市部から離れればそれほど資金がなくてもホール経営が可能みたいなんですよ。もちろん、小規模の居抜きとかで、経営権を借りるみたいな形なんだろうけど。

まぁでも、元必勝本ライターの某氏に聞いたことがあるけど、開店してからのほうがお金の工面が大変みたいですけどね。


ホール経営。今まで考えたこともなかったから、ちょっと考えてみたんだけど、まったくやりたいとは思わない。

そりゃそうだよね。だって、俺は打ち手としてパチスロを打っていたいんだから。

ホール経営なんて想像するだけで大変なのがわかるし、でも打ち手側ならそんなホールの都合も関係ないので、好きなことばかり言えるし。

やっぱり今の立場のままが良いなと(笑)。