エロ小説を読むことがライターへの近道!?

シリーズ名
あさってにむかって打て! (毎週水曜日更新)
話数
第2回
著者
担当編集・しゃっく(以下、し) 「今週は、パチスロライターを目指す読者様からの質問をご紹介したいと思います」


嵐さんこんにちは! 僕も嵐さんのようにパチスロライターになりたいと思っています! パチスロについて日々立ち回りや情報を猛勉強中です! でも文を書くことについては正直どうしたらいいのか分かりません。学生の頃から作文とかも苦手でしたし…。

そこで、嵐さんに文章が上手くなる練習方法を教えてもらいたいです。いつか一緒にお仕事をご一緒できるように頑張りますのでよろしくお願いします!
(PN:スーパークライ)



「…ということなんですが」

「文章が上手くなる方法ですか…そもそも、アタクシもそんなに達者な方ではないので、果たして参考になるかどうか」

「まあまあ、そうご謙遜なさらずに。なんだかんだで10年以上もパチスロライターとしてやってきているわけですから、そこには何か秘訣的なものがあるわけでしょ? それをご披露してくださいよ、先生」

「その言い方、絶対にバカにしてるよね?」

「めめめ、滅相もない。僕はいつだって先生のご執筆物を読んで抱腹絶倒。そのたびに先生を改めてリスペクトし直しておりますから」

「フンっ。まぁ良いや…。分かりましたよ、アタクシなりに考えていることをしっかりとお伝えさせて頂きますから、どうかその『先生』という呼び方と、その言い回しをヤメて頂けますか?」

「そういうことなら普通に。じゃあお願いします」

「その変わり身の早さ…やっぱりバカにしてるよね? 絶対にリスペクトなんてしてないよね?」

「しつこい男は嫌われますよ? では秘訣とやらを」

「秘訣とまでは言えませんが、普段から自分が心がけていることは、月並みですがやっぱり『本をよく読むこと』ですかね」

「本…というと、やっぱり小説とかですか?」

「もちろん、ギッシリとした活字本に触れるのが1番だとは思いますが、どうしても苦手だ…という方は、マンガでも全然良いと思います」

「マンガでも?」

「まずは本を読むことを習慣づけることが大事だと思うので、その習慣がしっかり定着してから、苦手なジャンルに挑戦したほうが読破できる確率が上がると思います。あと、最近のマンガは内容が凝ったものが多く、文字量も昔のマンガに比べると遥かに多くなっていると思いますから、マンガを読むこと自体もしっかりとした文章の勉強になるハズです。流し見じゃ意味はないでしょうけど」

「最近の漫画って、息抜きっていう気分では読めない作品が多いですよね? 話が複雑だったり文字量が多いのが分かってるのって、読む前にそれなりの覚悟をしますもん」

「そうだよね。あと、マンガは登場人物たちの会話が軸となって物語が進行していくものが多いですから、『会話文』の勉強に最適だとアタクシは考えております」

「それはなかなか説得力のある考え方ですね。じゃあ、そういった経緯で読書習慣もしっかり身に付いて、いざ、小説などに挑戦する…となったら、どういったジャンルのモノがオススメですか?」

「それはズバリ…」

「ズバリ?」

「エロ小説ですね」

「…は?」

「だから、エロ小説です」

「…やっぱり質問する相手が悪かったですね」

「まあ、エロ小説というのはちょっと飛躍した物言いでしたね(笑)。要は、ジャンル自体はなんでもよくて、自分が興味を持って内容に没頭できる本が、ベターということです」

「それが、嵐さんにとってはエロ小説だったと?」

「いや、アタシにとってのそれは歴史小説や時代小説なんですけど、高校時代の林間学校のときに、宿泊先の押し入れからエロ小説が出てきた(前に宿泊した方が置いていった?)のを思い出してしまって(笑)。それをみんなで回し読みしたのがエロ小説との出会いです。」

「凄い出会いですね(笑)」

「それがまた想像以上に面白くて、ソッチ系のジャンルにどハマリしそうになったくらいです。ただ、どうしても書店で買う勇気が持てなくて、それっきりになってしまったんですけど。リアル系の方に興味がいってしまったということもあるかもしれませんが…」

「気持ち悪いんでやめてもらえますでしょうか?」

「そ、そうですね…話を戻しましょう(苦笑)。で、好きなジャンルの本をまずは手に取ってみて、軽く読んでみたうえで、スッと内容が頭に入ってくるものを購入するのがベストだと思います。文章には相性と言いますか、合う合わないというものが少なからずあると思いますので、『とりあえず名作と言われている作品を購入してみる』のではなく、本当に自分に合う文章の本を見つけて買って読んだほうが勉強になると思います」

「合う合わないというのは、僕もあると思います」

「そうだよね。そういう意味では、本選びって非常に重要な入り口になるかと。そして本選びが上手くいき、入り口にスッと入り込めたら、あとはひたすら読む! 内容をそらんじられるくらいまで読み込む! そうなれば、ある程度の文章力は自然と身についてくると思います」

「読み込んだ本の表現って、自然と自分の文章に滲み出てくるような気がしますし、そうなると作家さんの『良いところを取り入れた』という形になるんでしょうか」

「だと思います。スポーツにおいても、名選手のマネをすることが上達の近道だと言ったりしますけど、文章においてもソレは同じだと思うので。ただ、マネしすぎると『パクリ』ということになりかねないので、取り扱いには注意が必要ですけど(笑)」

「著作物はソコが難しいところですね(苦笑)」

「あとは本を読む以外にもメールやLINEなど、日常的に行なわれる文字のやり取りにもしっかりと気を付ける! それも文章を書く訓練になるとアタクシは思っています。それらを送信する前にしっかりと添削するクセを付ける。そうすることによって誤字・脱字は格段に減りますし、接続詞の使い方にも気が回るようになりますよ。とかいって、このコラムで誤字脱字があったら恥ずかしいよね?」

「ふふふ。誤字脱字があるかはともかく、その練習法は良いかもしれませんね」

「アタクシなんてその練習がしたいがために足繁くズバーやキャバに通ってるんですよ? いや〜自分でも呆れるくらいに勉強熱心で。困っちゃうよ」

「…」

「いや、マジで」

「…」

「すみませんでした。アタクシ、嘘をついておりました。ホントはただ若い女子とお喋りしたいだけです。ただの助平野郎です。ド変態野郎です」

「分かればよろしい」

「またまた話を戻しますけど…アタクシが普段から文章を書くために意識的に取り組んでいるのはこのくらいですかね」

「要は特別なことはしていないってことですよね? どれも日常生活の中でできることですし」

「その程度だから、それほど文章が上手くならないのかもしれないけど(苦笑)。でも何もやらないよりはマシだと思いますし、そのお陰でこんなアタクシでも10年以上やってこられたのかもしれませんから、スーパークライさんもよかったら参考にしてみてください。ただ…」

「ただ?」

「今回の内容はあくまでもアタクシの私見なので、信じるか信じないかは…アナタ次第です」

「オカルト検証の回と同じオチじゃねーか!? アンタの文章力向上法の信頼度はオカルトと同じレベルかよっ!」

「最後に素晴らしいツッコミをありがとう(笑)」