桜が舞い散る季節……春。
夜はまだ肌寒いですが、日中は大分暖かくなってきましたね。
どうも、「気温は暖かいのに懐は極寒」PGQ編集部のサトゥーンです。
どうにかしてこのペラッペラの財布をパンパンにしてあげたいのだけれど、世の中そうは甘くないし、人生はそんなに簡単じゃない。
そんな人生という名の壁にぶつかっていた矢先、ある1通のメールが舞い込んできた。
それがコレ。

Aさんという方はどうやって僕のメールアドレスを知ったのか分からないが、人生を賭けたSOSを僕に送ってきたようです。
人助けであれば仕方が無い。もちろん私利私欲の為ではなく、2900万円を僕が受け取ればAさんは助かるようだ。
なら仕方が無い!
全力で2900万円を頂きましょう!
これで僕は人生の壁を軽くまたげるぐらいの巨人になれる。
そう、PGQの巨人となれるようだ!
ではでは、まず文面の下にあるURLをポチッと……
するかーーー!
さすがにURLを押すのは気が引ける。
ウィルス感染やワンクリック詐欺の可能性もあるからURLはやめておこう。
さて、これはどうしたものかともう一度メールを見ると、件名に電話番号が載っとるではないですか。
そりゃそうだ、こんな大事な話をメールで済ますのは人としてどうかと思う。ここはやはり電話で話をして、僕が如何に誠実な人間であることを知ってもらう必要がある。
フフフ、我ながら抜け目のなさに脱帽だ。
それじゃ早速電話を……
するかーーー!
ふう、アブないアブない。
こんな簡単に騙せるほど僕はバカじゃない。
ふふふ、我ながらなんという洞察力。
が、ちょっと待てよ。
もしこれが本当だったらどうする……。
僕は1人の人間を…いや、その家族を不幸にしてしまうのではないか……。
「全て剥き出しのお願い」という、日本語の意味は良く分からないが、日本語がおかしくなるほど困っていたのではと思ってしまう文面。これはやはり助けるべきだ!
ふふふ、我ながらなんという機転。
それじゃ電話を……
するかーーー!
いや、ちょっと待てよ。これはこれ(以下割愛)
ってことで
今回のコラムは4号機時代にあったこわーいお話を。
あれは獣王で5000枚出した時…
まぁ、これは実際に僕が遭遇したわけではないのですが、今から約14年前くらいだったかな?
今は無き4号機がホールを席巻していた頃。
「獣王」という爆裂AT時代の火付け役となった機種があり、今でこそ「サバンナチャンス」という名が浸透しているものの、当時はあの音楽と純増10枚のATが斬新で魅力的だった名機だったわけです。

まぁ、この純増10枚という爆発力が魅力だったというのもありますが、なんといっても設定6の機械割が119.9%!
……公表値はね。
ですが、実際フタを開けてみると設定6の機械割が140%オーバーと化け物級!
今では検定試験方法が4号機時代とは全く違うのでこういった機械割の機種は出ないですが、当時はメーカー公表値よりも機械割が高いなんて当たり前という、狂ってるのか良いのかよく分からない時代。
獣王に関しては、朝から設定6を掴めば5000枚はもらったも同然。BIG中やAT中に技術介入要素があり、上手い人の方がより稼げる台だったわけなんですね。
東京はおっかねぇっす!
イベント規制もなく設定6確定札や設定確認OKのイベントやホールが多く、専業で喰っている人もかなりいた当時。
18歳で就職のため上京してきた僕ですが、ちょうど地元の友人も上京してきていたんですよね。
高校の頃から地元ではよく一緒に打ちに行った間柄で、お互い上京してからも土日は一緒に打ちにいったものでした。
上京してから半年ほどして、今週も打ちに行こうぜ!と意気揚々に誘ってみたところ、なにやら『ちーん』としているわけですわ。
僕「どうしたよ、なんでそんなに落ち込んでんの?」
友人「こないだ獣王に設定6が入るイベントだったから会社休んで打ちに行ったんだけどさ…」
僕「クッソ負けたんかww?」
友人「いや、設定6ではなかったんだけど5000枚出てさ…」
僕「財布落としたww?」
友人「財布落としたならまだいいわ。自分の責任だし。それよりも……」
………
……
5000枚を換金後、帰ろうとしたらチンピラに「おい、にぃちゃん!」と呼び止められ、嫌な予感はしたそうだ。
「なんすか?」と聞くと、「さっきホールで俺の足にぶつかったよな?」という答えが……。
友人は「いや、当たってないと思いますけど…」と多少強気に言ったところ、チンピラは……
「俺○○の看板背負ってるモンだけどよ~」
と言ってきて、途中は割愛しますが結局換金した10万円を取られたそうで…。
ホント東京って……
お~~こわっ!
皆さんも危険人物には気をつけてください!
ちなみに当時はこの機種にもハマってまして

「アントニオ猪木自身がパチスロ機」っていう台。
プレミアム契機のチャンピオンロードに一度入れたくて打ちまくっていた思い出が…。
要は、5号機の猪木でも有名な「道」フリーズが訪れるわけですね。
その恩恵がとんでもないのですが、1日で2回チャンピオンロードを引くという荒業を出したにも関わらず、万枚に届かないというね。
ヒキが良いんだか悪いんだか……。
まぁ兎にも角にも色んな思い出があった時代ですねー。
まだまだ当時の話はあるので、それはまた次回!ではまた!
プルルルル…ピッ
僕「はい、サトゥーンです」
僕「ふむふむ、ほうほう、へぇへぇ」
どうやらこのコラム、今回で
最終回 らしいです!
なぜかって?
全然放送禁止じゃないからだって!
いやね、どう見たってこのタイトルはハードル上げ過ぎでしょうよ……。
それではまたどこかで会いましょう!
ではまた!