小さなお店でも開店前に50人とか平気で並んでたからねぇ、隣の関係ない店なんか大迷惑だったろうね(笑)
新装開店やイベントの日なんて、隣どころか前の道に人溢れ返って、細い道だと通れなくなることがあったくらい。
何か事件でも起きてるんじゃないか?って思われてもおかしくないよ、あれは。
夜中の2時や3時頃から死んでるみたいに店の前に寝転がってる人がいたり、新聞やペットボトルで場所取りしてた人が後から来た人と揉めて、ケンカになって警察が来たり・・・
お前ら朝っぱらから何やってんだって(笑)
本当に毎朝そんな調子で、スロ専門店なんかもう鉄火場そのもの。
並んだ順に抽選で入場っていう今でもよくある方式をとってた店はまだよかったけど、そういう店がまだ少なくてさ。
一気に人が押し寄せて、自動ドアのガラスが割れた、なんて珍しい話じゃなかったからね、マジで。
どっか切って流血しながらダッシュしてた奴とかいたよ。
開店直後の店内なんて戦場そのもので、席の奪い合いのすごいこと、すごいこと。
椅子とりゲームって知ってるでしょ、あれだよあれ。
んで座ったからって油断してると・・・
ドカン!ってヒップアタック食らってどかされたり(笑)
メチャクチャでしょホント(笑)
でも怒ってるヒマなんかなくて、すぐに次の台を探さないとすぐに全台埋まっちゃうから、他の奴といがみ合ってるような無駄な時間なんかなかったよ。
ぶっちゃけ、怖くて開店からなんか入れなかったから、朝から行っても少し落ち着いてから店に入ってたね、この当時は。
ストック機ではハイエナが横行してて、そういう連中は朝一からは打たないで、大体昼過ぎから現れては店内を巡回して各台のカウンターとにらめっこ。
天井やチャンスゾーンが近い台を発見するや否や即座って、いけそうならそのまま打ち続けて、出終わったところで即やめ。
この頃はこのハイエナだけで食ってた人も結構いたんじゃないかなぁって。
まぁ本気で食おうと思えば出来たかも知れないね、もちろんそんなこと全く思わなかったけど。
というか俺には絶対無理だ、あんなの。
もちろんそういうハイエナどもが店内をうろついてるのをよく思わない店もあって、「ハイエナ禁止」なんて貼り紙があったっけ。
どういう定義でハイエナと判断したかは知らないけど、実際に追い出されてた人とか、「俺は客だぞ!」なんて大声で叫んで店員と揉めてたり、まぁ色々とやってたねぇ。
あの台が空いたら移ろう、なんて思ってチラチラ見てると、空いた瞬間にどこからかタバコの箱が飛んできたりね、目ぼしい台はとっくにマークされてるんだよね、そういう奴らに。
ハイエナは今の天井狙いでも出来るけど、今とは全然恩恵が違うからね、そりゃあ必死にもなるってもんで、本当に命懸けてるような人もいたんじゃないの。
あと、通路にもうドル箱を積めなくなって、別積みで離れた所にどかっと積まれてることが結構あったけど、気付くと1箱無くなってたり。。。
それ普通にドロボウだろ(笑)
そんなことがまであったんだから、すごい時代でしょ。
ともかく店内の治安が悪かったというか、今じゃスマホで台をキープとか普通にやってるけど、この当時を知ってる俺からしたら、信じられない。
そんなの盗まれてもしょうがないじゃん、って思っちゃう。
平気でそんなことが出来るんだから、平和な時代になったものですよ。