おっさん2nd 最終話 『さらば、おっさん』

シリーズ名
おっさん物語 (不定期更新)
話数
第9回
著者
おっさんの伝道師

牙狼 魔戒ノ花 パチンコ(ガロ新台) 最終話 『さらば、おっさん』

前回までのあらすじ

マイケルとともにホールを守るべくDSYに加入したおっさん。磁石でヘソに入れるリーゼント男を倒したおっさんとマイケルだったが、マイケルが何者かに打たれてしまう。果たしておっさんとマイケルはどうなるのか!?

おっさん2nd 最終話『さらば、おっさん』

※画像はイメージです

マイケル(以下、M)「うっ……」

「マイケルさん!」

M「大丈夫……じゃないデス……オーマイガー」

「オーマイガーとか言ってる場合じゃないですよ!救急車呼びます!」

M「お願いシマス……」

救急車で運ばれていくマイケルの無事を祈るおっさん……。

「マイケルさんをやったのは一体誰が……」

??「くっくっくっ、ウケるww」

「お前はA!? 何故お前がここに!?」

A「お前らに負けたあと、めっちゃ鍛えたんよ。ウケるべ?そしてこの鍛えたチカラでお前らを倒してやろうと思ってな、ウケる~ww」

「それでマイケルさんを……」

A「マイケルだけじゃなくておまんらの仲間も倒したもんねーウケるww あとはお前だけーww」

「な……んだ……と」

不敵な笑みを浮かべるA。そこにナミヘイが現れた……。

ナミヘイ(以下、ナ)「私さん、気をつけてください……。Aは前回よりもさらに強くなっています」

「ナ、ナミヘイさん!? 無事だったんですか!?」

A「おーおーおー、よくここまで来れたな、ワラワラ」

「マイケルもやられて…もう私さんしか……」

「私が必ずAを倒します!命を賭けてでも……!」

A「言っとくけど以前の俺とは違うかんね、ウケるしww そんじゃ、勝負は前回と一緒で出玉勝負でいこうや、ウケるからww あと俺が勝ったらホールは俺のもんだからなww」

「ウケはしないですが、いいでしょう」

またしてもAと出玉勝負をすることになったおっさん。健全な遊技客を守るために命を賭けて闘う!

必死の攻防戦

A「対象機種は前回と同じで牙狼魔戒ノ花だ、ウケるだろ~W」

「ウケはしないがいいでしょう」

おっさんとAの闘いが始まった。

開始早々動いたのはA。擬似3連から魔界竜に発展し、大当たりを引いた。

A「前回までの俺とは違うぜぇ、ウケるだろ~ww」

ラウンド中、電サポ中と止め打ちを完璧にするA。

「(Aもかなり鍛えたようだな…)なら私も!」

おっさんは目を閉じ集中を始めた。

カッッ!

おっさんも当たりを引くが、なかなかSTが伸びず3連止まり。

Aはというと、元々引きが良いのに加えて止め打ちをしているため、ドル箱を重ねている。

「くっ、このままでは……」

A「楽勝だぜ~、ウケる~~ww」

「このままではマズいわね……」

おっさんはその後も当たりは引けるが、中々Aの出玉に追いつけない。

残り時間も少なくなり、おっさんとAの出玉は約1万発…。

A「もう時間もないし、これだけ差がついてんだからもう負けを認めろよ、ウケるww」

AはSTが抜けたが、出玉を減らさないようゆっくり打っている。

「もうダメかもしれない……」

プルルル

ナミヘイの携帯が鳴った。

「はい、ナミヘイです。………えっ?」

「どうしたんですか?」

「マイケルが……亡くなったって……」

「えっ……」

A「あ~あ、マイケル死んじゃったのか~、残念だったな~」

「お、お前のせいでマイケルさんが……!許さんぞー!! うおおおおおお!!!!!」

※写真はイメージです

怒りでチカラを開放したおっさんは金色に輝いている。

「こ、これは牙狼!?」

A「な、なんだこれーーー!?」

「これが私?身体の奥からチカラが溢れ出てくる…。これなら勝てる!」

これから怒涛の大当たり連チャンをかまし、Aの出玉をあっさりと追い抜いた。

A「な、なんだよコイツ……。ウケるww ウケねーわ!」

「やった……。マイケル、私さんが勝ったわよ」

「A、もう二度と私達の前に現れるな」

A「ぷぎゃ~~!」

走り去っていくA。

「やりましたね、私さん。これでマイケルも浮かばれることでしょう」

「はい……。これからナミヘイさんはどうするんですか?」

「そうね…、マイケルの意思を継ぐためにこれまでと変わらずに生きていこうと思います」

※写真はイメージです

「そうですか……。もし良ければ私もご一緒させてよろしいでしょうか。マイケルさんにはお世話になってばかりだったので」

「ありがとう。すごく心強いです。マイケルの意思を守るためにも頑張りましょう!」

「はい!お願いします!………うっ……」

「私さん!? 私さん! 私さ……ん……」

※写真はイメージです



ジリリリリリ!

聞きなれた目覚まし時計が鳴っている。

「あれ?ここは私の家?ナミヘイさんは……?」

見慣れた風景を見渡すおっさん。

「今日の日付は……あっ!マイケルと出会った日……なんだ、夢だったのか…。しかし随分とリアルな夢だったな…」

夢のことがまるで昨日のことのように思い出される。

「そうか…そりゃ夢だよな。また平凡な1日が始まるのか…」

顔を荒い、歯を磨き、スーツに着替え、いつも通りに家を出るおっさん。

向かう途中、いつも通っているホールの前を通るとAがいた。

A「おう!また今日も負けにきたの? ウケるからww」

夢と現実のAはさほど変わらないようだ。

A「どうせお前は打っても負けるもんな、ウケるww」

「(あれ、この展開はどこかで…?確かこのあと…)」

??「……らめ…らそこ…了で……」

「(この声は……!?)」

??「あきらめたらそこで試合……す…」

「まさかマイケル!? ってことはこのあとはもちろん……!」

??「諦めたらそこで試合終了……」

da・ga・neーーーーー!!!!

「あんた誰ーーーっ!?」

終わり